| 実施日 | 2026年5月27日(水) |
|---|---|
| 対象 | 総務部および各課DX担当 職員 約30名 |
| 形式 | 体験型ワークショップ「デジタル避難訓練」 |
| ファシリテーター | 蓮見 祥子(HCC Evangelist)/吉山 洋一(HCC Architect) |
AI時代のサイバー攻撃は、人間の判断の隙を突いて成立します。本ワークショップは、判断の「型」を体験を通じて身につけることを目的に実施しました。
同団体の業務特性に特化した攻撃シナリオを用いたフィッシングメール体験演習、自分の判断力を鈍らせる「曇り」の自己認識、チームで互いの状態をカバーし合う組織的な対応など、座学ではなく体験を通じて学ぶプログラムです。
実施後のアンケートでは、次のような声が寄せられました。
判断する前に自分の曇りを意識してみようと思いました(曇っているときは特に焦って判断しない)
自分のお天気具合(曇ってないか)を認識すること
余裕のない時でも一呼吸置くことを意識して(合言葉を唱えて)業務をしようと思います。
急ぎの案件ほど、あえて一呼吸置き、間の取り方を意識して実践していこうと思います。
緊急の連絡を受けたら、一度その場を離れて(別のチャット・メールを開く、席を立つ)、「間」を置く
自分の今日の状態を周りに共有することで、危険を避けられること。
一番の脆弱性は孤立である。人間は弱く間違える。
サイバーセキュリティを担保するために必要なことも、突き詰めると、自己理解とフォローしあう温かいチームなのだなと思った。
いつも受ける研修は、「あれをするな」「これをするな」という内容で、有益ではありつつも、「じゃあ部内の方々がミスしないようにするにはどうしたらいいんだろう」といつも思っており、今回の研修はまさにその部分の疑問に答えてくださる内容でした。伺った内容を部内でも広めたいと思います。
ワークショップ形式で自身やメンバーの考え方に意識を向けるという、これまでのセキュリティ研修とは一線を画す内容で、3時間でも有意義な時間になりました。部署のDX担当は部内で相談を受ける立場でもあるため、自身が失敗をした際に周囲に相談しづらいと感じていましたが、今回の訓練を通じて、担当部署や他部署のDX担当にも相談しやすくなったと思います。
今回の内容を部署で展開することは容易ではないですが、まずは自身の考え方や取り組みを日々見直し、徐々に周囲にも広げていきたいと思います。メンバーが自己開示しやすい雰囲気作りから取り組んでいきます。
グループワークは小グループで話しやすく、他部署の業務についても共有でき、とても有意義でした。
今回のワークショップでは、参加者の皆さんが率直に自分の気づきや経験を言葉にしてくださいました。「急ぎの案件ほど、あえて一呼吸置く」「一番の脆弱性は孤立である」——アンケートに寄せられた一つひとつの言葉に、日々の現場と誠実に向き合ってきた方々ならではの重みを感じました。
技術的な対策に加えて、人とチームの在り方にも目を向けながら共に考えてくださった皆さんとの時間は、私たちにとっても大きな学びと励みになりました。ご参加いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。